イーパーツでは、昨年秋に開催した「インターネットリスクマネージメント講座」に引き続き、今年も「情報を考えるシリーズ」の第2回としてシンポジウムを開催します。今回はWinny事件や音楽配信などで注目されている「著作権」をテーマに取り上げました。
著作権は作家の創造性を保護するためのものとされています。しかし、そもそも「創造性」とは何を意味するのでしょうか。まねをすることは違法なのでしょうか、そもそも創作はまねから始まったはずです。コピーとまねはどこが違うのか、デジタルとアナログではどう違うのかなどを念頭に置き、創作活動のに関わる著作権について、デジタルクリエータ、弁護士、落語家、マンガ評論家を交えて議論した。
2004年11月7日(日)13:00〜19:00
100名(インターネット参加者を含む)
一般3,000円、学生1,800円(交流会の飲食代含む)
基調チャット「クリエータにとって創造性とは」(13:00〜14:30)
クリエータにとって「オリジナリティ」とは何かについて意見交換を行う予定であったが、自分たちのオリジナリティをどう守るか、どう育てるかが中心となった。 まず、クリエータ単独で主張するには「著作権」が複雑すぎること。そして「著作権」は利益をうみだすものであるので、クリエータに主張して欲しくないという出版社などのメディアの現状もあることが報告された。その中で、どのように自分達の権利を主張していくのか。クリエータが声を出して主張すること、クリエータの立場で、マネージメントをやってくれるような団体が必要であることが議論された。
基調講演「デジタル時代の著作権」(14:45〜15:45)
著作権法は明治につくられた法律である。デジタルがメディアの中心である現在、新たな視点から問い直されなければならない。 今、Winnyによって代表されるように、さまざまな問題が起こっている。著作権・創造者の権利・消費者の利便性を守るため何が問題で今後どのような制度が必要とされているか、その一つの可能性として、クリエーティブコモンズが紹介された。これは、業界団体や顧問弁護士に頼ることなく、クリエータが自らWebで自らの著作権を世界に向かって主張できるものである。
http://www.makino-law.jp/shokai/shokai.html http://hotwired.goo.ne.jp/speakout/interview/980921/
落語 「萩ほめ」(16:00〜16:20)
伝統芸能は、口述伝承の世界。師匠のまねをすることから始まり、まねを超えた「自分」をつくり、それが認められて一人前となる。そのオリジナリティは一門という制度で育てられる。その歴史に裏打ちされた技を体感した。
http://ensou-dakudaku.net/
パネルディスカッション「模倣と創造性 〜創作を育むものとは〜」(16:30〜18:00)
デジタルクリエータ vs 弁護士 vs 落語家、そしてマンガ評論家を交え率直な意見交換を行い、創造性とは何か、模倣とは何か、「創造性」を保護するために必要なものは何かを考える。そして、アナログからデジタルへ保護システムが変異する中、クリエータは著作権とどう付き合えばよいのか?クリエータが存分にその能力を発揮でき、私たちが潤いに満ちた生活をおくるために、私たち一人一人が考えなければならないことは何か、クリエータへメッセージを送った。
交流会(18:00〜19:00)
1998年より、企業から排出されるパソコンを全国の学校寄贈する「アインシュタインプロジェクト」に参加。2000年より2004年まで代表を勤める。2002年、リユースPC寄贈を中心とする市民団体・NPOの情報化支援のため、企業と共に「イーパーツ」を立ち上げ現在に至る。
また、1997年より2004年まで、こどものインターネットコミュニティ運営管理業務、2001年ドコモAOLオンラインコミュニティアドバイザーとして全国14箇所でオンラインセーフティについて講演するなど、インターネットコミュニティの活用とそのリスクマネージメントに関わる。2002年より、産業能率短期大学兼任講師、専門は「情報倫理」「ボランティアネットワーク論」。
写真家として、ミュージシャンのジャケット、ファッション誌、広告などの撮影を行っている。ミュージシャンは、フランクシナトラ、オスカーピーターソン、マンハッタントランスファー、真心ブラザース、レベッカ、バブルガムブラザースなど。ファッション誌は、Mrハイファッション、ゲイナーを始め、JJやCanCamといった女性ファッション誌も。広告では、明治製菓、ファデラルエクスプレス、エイザイといったクライアントがあげられる。 最近ではWEB制作にも精力的に関わっている。石井食品、徳島県、伊勢丹、セイコーエプソン、深田恭子、センチュリー21モバイルサイトのほか、奇跡の繁盛店つくりと言われる上木草平氏のホームページなど、ビジュアル的・ビジネス的に注目してWEBを制作している。
横浜市磯子区で育ち、市内中学校、高校を卒業後 保育の専門学校へ。幼稚園 教諭として就職するが、21歳で骨折のため退職。入院中子供達に絵をもらいとても励まされ、絵のもつ暖かさや力を知り、これは素晴らしいものだ!と思い絵を描き始める。 現在、ひよこクラブ、ゼクシィ、MOCA、すくすく子育などの雑誌で、フリーの イラストレーターとして活動中。2004年9月発売のタレント千秋さんのライフスタイル本「いろはにこんぺいとう」の挿絵を担当。 きたがわめぐみ作品集 http://meg.chu.jp/meg01.html
昭和15年、東京深川にて3人兄弟の長男として生まれる。 昭和34年3月、八代目春風亭柳枝へ入門。枝女吉(しめきち)を名乗る。 同年12月、三遊亭圓生門下へ移り吉生(きっしょう)と改名。 昭和48年、真打ち昇進、三遊亭圓窓を襲名。
落語の可能性を追求する活動では、パソコン通信による「圓窓五百噺全集」、「落語歌謡」から始まって、現在はインターネット・サイトで「圓窓落語大百科事典」を展開中であるなど、落語界におけるIT先駆者。 また、創作落語の世界においても、「古文落語」「西行伝説落語」「仏笑落語」の各シリーズのほか、狂言とのジョイント落語、創作民和落語、演劇落語等々、多彩な活動を展開。 現在も、様々な分野で話題を提供しながらも生の落語を鑑賞する人を一人でも増やしたいと願って、古典、新作を問わず落語の普及に東奔西走している。
1953年生まれ。中央大学法学部卒業。 1995年にインターネットに出会い、翌年、ホームページ「Internet Lawyer 法律相談室」を開設して話題となった「インターネット弁護士」の草分け。
現在は、インターネット上でのビジネスを開花させるためのインフラ(基盤構築)の必要性を痛感、法的側面からのセキュリティ対策サービス、さらには電子署名制度による安全な取引を実現するためのリーガルサービスの提供へと特化、専門化している。制度整備を通して、情報社会のあり方、自己実現の方法など、積極的なかかわりを提言。 hotwired Japan ロングインタビュー http://hotwired.goo.ne.jp/speakout/interview/980921/
1953年3月、熊本生まれ。明治大学在学中より批評集団迷宮の活動に参加。ライター・編集などを経て80年より「戦後マンガ史三部作」を刊行、以後マンガ評論を中心に大衆文化関連の評論を行う。『別冊太陽・発禁本』が出版学会賞を受賞、『藤子不二雄論―Fと(A)の方程式』で日本児童文学学会学会賞を受賞。
80年よりコミックマーケットの代表を務めるほか、現日本マンガ学会理事。著書に「戦後少女マンガ史」「戦後SFマンガ史」「戦後ギャグマンガ史」「アメリカB級グッズ道」「戦後野球マンガ史」などがある。
JCGL(1985〜1988)、ナムコ(1988〜1992)でCGプロデューサ兼ディレクターを勤め、独立。 92年にCGIをプランニングプロデュースする会社D/Function設立。 NHK大河ドラマ『元禄撩乱』オープニングタイトル、ウルトラマンコスモス、UCカードTVーCM『Kinki Kidsシャドウ篇/ホワイト篇』、NHKBS2ハイビジョン『美しき日本百の風景』ヴァーチャルスタジオ映像など、番組、展示映像、ゲーム、劇場用映画などを幅広くてがける。最新作は劇場用映画『ULTRAMAN』(2004年12月公開)。 また、クリエータの地位確立、映像文化をビジネスの土俵で確立するため、企画、制作、プロデュース、マネージメントをクリエータの立場から行うDigitalCamp!を設立し、その代表を務めている。 DigitalCamp! http://www.digitalcamp.net/