コンピュータウィルスやスパイウエアの被害が広がっています。しかし、ウィルスがどんなものか、どういう動きをするのか、どんな被害を受けるのか 実感できません。それは、コンピュータから個人情報等を抜き出したり、詐欺で金銭を不正にとる為などを目的としているからです。
今回、コンピュータウィルスの被害を実感し、それに対処して頂く為、シマンテック様と一緒にカリキュラムを作成し講演いたしました。
2006年2月5日(日)9:00〜11:45
講師:会田和弘(イーパーツ、東京電機大・産能短大兼任講師)
かつてのウィルスと現在のウィルスを比較。以前のウィルスは、人を驚かせる為の愉快犯的なものが多かった( シマンテックウィルス博物館を参照して説明)。
現在は、架空請求のような金銭目的あるので「見えにくく」「巧妙に」なってきている。
アニメーションを使い、まるで ユーザ情報が吸い取られたように見せる架空請求の手口(左画像をクリックするとデモが動きます)。
ユーザのIPアドレスや契約プロバイダ情報も提示し、電話やメールをさせたり、振り込ませたりする。
ハッキングツールを使い、OutlookやExplorerから、IDやパスワードなどのユーザ情報をゲットできることを実証。
また、キーロガーを使えば、ユーザのキーボードの履歴を追うことができる。ネットバンクを利用した場合、IDやパスワードが盗まれる恐れがあることを体験してもらった。
攻撃ソフトを使い、パスワードの総当たり攻撃、辞書攻撃を紹介。辞書には、abeやaidaなどの名前やよく使われる日本語の単語も登録されている。これらの単語を組み合わせて攻撃を加える。
パスワード辞書はこちら
ウィルスは、その内部にメール送信機能を持っており、感染すると自動的に周りに自分をまき散らす。自分だけではなく、他の人にも迷惑をかける。実際にパソコンをウィルスに感染させ、その動きをEtherealで捕まえてみた。
コンピュータウィルスと言っても、「トロイの木馬」「ウィルス」「ワーム」に分けられる。「ウィルス」「トロイの木馬」は自己を感染される力を持たない。最近の傾向では、インターネット上で自動的に広がっていく「ワーム」による被害が多い。ウィルスは、メールやWeb閲覧などで感染する。
2005年下半期、悪意ある攻撃のうち74%が個人情報や秘密情報をねらったもの。前期より37%増加している。
キーストロークを記録し外部に送信したり、ブラウザの設定を無断で変更し悪意のあるホームページに誘い込むなどをします。銀行の口座番号、パスワードが盗まれ、現金が引き出される等の被害が起こってます。
1.最新のウィルス定義ファイルに更新し、ウィルス対策ソフトを活用すること。 2.メール添付ファイルは、開く前にウィルスチェックすること。 3.ダウンロードしたファイルは、使用する前にウィルスチェックする。 4.アプリケーションのセキュリティ機能を活用すること。 5.セキュリティ修正プログラムを適用すること。 6.ウィルス感染の兆候を見逃さないこと。 7.ウィルス感染被害からの復旧のためデータのバックアップを行うこと。
イーパーツでは、OSのセキュリティホールのふさぎ方、各社ウィルス対策ソフトの設定方法やアップデートの仕方をシート化して配布しております。