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情報セキュリティ 詳細

2008年10月24日 |プロジェクト
NPOの為の情報セキュティワークショップ2008 10
「暗号技術をためしてみよう」

1.暗号の種類と特徴
暗号化と復号化を同じ鍵でおこなう「共通鍵方式」、暗号と復号とそれぞれ専用の鍵で行う「公開鍵方式」がよく使われている。それぞれが長所と短所があり、2つが補完し合ったSSLはクレジットカード番号や個人情報の送信には今や必要不可欠な便利な道具となっている。また、公開鍵方式は、電子署名としても使われ、電子メールの送信元確認に使われている。発信元を偽りウィルスを送りつける攻撃や架空請求などには大きな防御手段となっている。

2.暗号の様々な利用例
暗号は、すでに様々ところで使われている。NPOも今後ノートPCの盗難などに備えて、データを暗号化しておくことが望ましい。BIOSレベルでは、電源 ON、HDDへのアクセスをパスワードで制限するものがある。また、WindowsXp,Vistaではフォルダを簡単に暗号化でき、ユーザが変わった場合にはアクセスできないようにすることもできる。

3.メールの暗号化と本人確認
OpenPGPを使うことで、無料でメールを暗号化することができる。 また、発信元を確認することもでき、発信元を偽った詐欺やウィルス攻撃に対抗できる。
電子署名メール
このような暗号をメールに実装するのは、さほど難しくない。OpenPGPとしてGnuPGをhttp://www.gnupg.org/よりダウンロードしインストールし、必要であればメールソフトにplug-inを入れるだけである。
参考サイト:http://stahl.arch.t.u-tokyo.ac.jp/~iyama/memo/Computer/gpg.html

障がいとセキュリティ
視覚障がい者がパスワードを使う場合、読み上げソフトで音声として発せられてしまい機密性が保たれない。現在、情報のあり方、情報の守り方はパスワードによるものが多く、健常者に合わせたものと言える。ユニバーサルデザインの観点から考えると、パスワードによる本人確認以外のあり方が検討されるべきであろう。

開催日程
2008年10月24日(金)18:30〜20:45
開催概要

主催/ イーパーツ、NPOの為の情報セキュリティ2008実行委員会
後援/ 日本ネットワークセキュリティ協会セキュリティ対策推進協議会
場所/ 世田谷区三軒茶屋キャロットタワー3F市民活動支援コーナー
対象定員/ 非営利組織の情報セキュリティ担当者16名
申込方法 / 参加費無料

出演者プロフィール

会田和弘(イーパーツ、東京電機大・成蹊大兼任講師)

その他

キーワード/情報保護/暗号/公開鍵/情報管理