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2025/02/20Chrome OSについて

Windows10のサポートが終了する2025年10月14日が迫ってきました。
10月14日以降はアップデートだけでなく、セキュリティの脆弱性が見つかった場合も基本的に対応されなくなります。
PCを安全に使用するためにはWindows11へ移行するか、移行できない場合はPC本体を買い替える必要があります。
寄贈品のPCもWindows11へ移行することが望ましいのですが、移行することのできないPCがあります。
そこで、Windows11に対応できないPCにChromeOS Flexをインストールして寄贈しています。

ChromeOSとは
Googleが開発したPC用のOS(オペレーティングシステム)で、chromebookなどのPCに使用されています。スマートフォンやタブレットに入っているAndroidOSのPC版というと分かりやすいかもしれません。インターネットに接続していることを前提としていて、Googleドキュメント、Gmail、Googleカレンダー、インターネット閲覧、一部のAndroidアプリなどが使用できます。

こんな場合におすすめ
・2025年10月以降も安全なPCを使用したい
・インターネット閲覧
  YouTubeなどの動画配信サービスの利用など
・Googleのサービス、アプリケーションの利用
  Gmail、Googleカレンダー、Googleドライブ、Androidアプリの利用など
・Chromeブラウザでの作業
  X、インスタグラム、Canvaなどのブラウザ上で利用できるサービスの利用
  LINE、ZoomなどChromeウェブストアにあるアプリケーションの利用
  Microsoft 365を使用してのWordやExcelの利用など
・セキュリティ対策
  アカウント毎にデータがクラウド上に保管されるため、PCが盗難にあったり故障した場合でもデータを守りやすい

Windowsと比べて出来ない事など
・WordやExcelは使えませんが、Microsoft 365を利用してブラウザ上でWordやExcelを使用することができます。また、今までのWordやExcelファイルはgoogleドライブにアップロードすることで閲覧することができます。
・AdobeのIllustratorやPhotoshopといったWindows用のソフトはインストールすることができないため、使用できません。同じような作業をしたい場合は代替ソフトを探す必要があります。
・プリンタは対応している機種が限られるため、使用できない場合があります。使用するにはプリンタが対応しているか事前に調べる必要があります。
・インターネットに接続しないで使用する場合は、ファイルを開けない、サービスにアクセスできないなどの制限があります。

Windows OS」と「Chrome OS」の主な違い

Windows OSChrome OS
開発元MicrosoftGoogle
主な用途全般インターネット利用、教育など
オフィスソフトMicrosoft Office(Word, Excelなど)Google Workspace(ドキュメント, スプレッドシートなど)
ブラウザ上の作業可能可能
Windows用ソフト利用可能利用不可
アプリMicrosoftストアのアプリが利用可能Chromeウェブストアのアプリ、一部のAndroidアプリが利用可能
セキュリティWindowsアップデートとWindows Defender自動アップデートとサンドボックス環境による保護
データ移行バックアップと復元が可能Googleドライブや外付けデバイスを利用
オフラインでの利用可能一部可能
プリンタ対応幅広いプリンタに対応一部のプリンタに対応
周辺機器対応幅広い周辺機器に対応一部の機器に対応
マウス、キーボード、外付けハードディスクなどは対応